臨床コラム

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ごあいさつ 

このサイトを訪れて頂き、どうもありがとうございます。

臨床心理士・公認心理師の中村曜子と申します。
心理カウンセラーという呼称の方が聞きなれているかもしれません。

池袋精神分析的心理療法オフィスは、窓から眺める公園の緑が美しい池袋の地にあります。精神分析理論を用いた精神分析的心理療法を専門としたカウンセリングルームです。

コロナにより、時代は大きな変革を迎えました。
働き方も人との関係性も、2020年以降、変化を余儀なくされました。
私たちは、絶えず不安をこころの中に抱えながら生活を送っています。


人間関係がうまくいかない。
会社に行くのがつらい。
朝起きるのが苦しい。
身体が重くて何もやる気が起きない。
自分はアダルトチルドレンなのではないか。
「毒親」に育てられたのではないか。
トラウマに苦しめられている。


誰もが一度は感じる、うまくいかなさです。
苦悩は尽きません。


カウンセリングを訪れた方はおっしゃいます。

だれかに聞いてもらいたかった。
わかってもらいたい。
こころのモヤモヤを解決したい。
もっと生きやすくなりたい。

だからこそ、

こころの中で何が起きているのか。
どうして自分はいつもうまくいかないのか。
自分を知りたい。

そう切に願うものです。
私はそうした苦悩をおもちの方と、20年以上にわたり心理カウンセリングを行って来ました。


当オフィスでは、精神分析理論を用いて、こころの問題に取り組んでいます。

精神分析ということばを聞いたことがあるでしょうか。
100年以上前にフロイトによって創設された、
こころを理解し、こころの在り方に変容をもたらすための治療技法です。

一方的に何を考えているのか分析されるのでは?
何だか堅苦しくて恐ろしいイメージがする。

そう思われるかもしれません。
精神分析はこころの中ですでに本人が気づいている意識の部分と、まだ気づいていない無意識の部分にアプローチをします。
この治療で大切にされているのは「ことばにしていく」作業です。
言いたくない、言うとまずいと思って抑え込みたくなる自分に向き合い、こころに浮かんだことを、ことばにしていきます。
それは夢の話も含まれます。
治療では夢も語っていただきます。
無意識を言語化する作業を始めると、夢を見やすくなります。

治療はスムーズに進むとは限りません。
時には治療者に腹が立ったり、甘えたりしたくなります。
なぜなら、言語化は、幼少期から自らのこころの内側に宿ってきた自分を思い出し、再体験を促進するからです。

どのような局面でもこころの中で起きているものを共に体験し、無意識をことばにして行く作業が進むように伴走する役割を治療者は担います。

日々淡々と丁寧に、この作業を繰り返し行います。
やがて無意識のうちに思考や感情を支配していた自分に気づくようになり、真の自分に出会えたとき、大きな変容を遂げて来た自分を発見するでしょう。

こうした真の変化は、精神分析特有の作用です。
醍醐味とも言えます。

人生の時計の針を動かす旅路に挑んでみませんか。


10代から70代まで、ざまざまな人生のステージの方とお会いしてきました。
子どもの不登校や親子関係、夫婦関係など、多岐にわたるカウンセリングを経験しています。
どのような悩みでもご相談ください。

希望を感じる風景です